「三陸シーカヤックin宮古」に参加しました。震災のあとなので今年は開催されないだろうと思って居りましたが、関係者の頑張りで今年も開催されました。
今年は11回目になりますが、これまで一番多い参加者数で150名を数えました。
リアスハーバー宮古は所有していた艇はすべて流出してしまい、レスキュー艇が手配できないのでマラソンレースは行われず、初日は波止場や対岸の砂浜の清掃活動をして、翌日は宮古湾内の追悼ツアーになりました。
宮古市長、観光協会長の歓迎挨拶、夜には月尾嘉男氏(東大名誉教授)、辰野勇氏(モンベル会長)他の講演もありました。
追悼ツアーでは途中、全艇での鎮魂の黙祷をしました、海上保安庁の巡視艇が放水で歓迎してくれました。
ツアーが終わってから、NHKの記者たちがインタビューをしてましたが、されたのは「房州素人船団」の仲間の佐藤さんでした、私はその後ろを黄色のヘルメットを被って歩いているところを撮影され、放映されました。 突然のインタビューにも関わらず佐藤さんの対応
は立派でした。
講演や湾内のツアーを通じて感じたことは、人工の構築物のひ弱さ、天然自然の岩、岬などの強靭さを思い知らされました。 巨大なコンクリートの堤防や陸上にある鉄骨造りの建屋が無残な姿を曝しているのに比べ、直接津波を受けた沖にある小さな岩や細く高い蝋燭岩が元通りの姿を保っているのが強く印象付けられました。
今回は三泊の旅でした、始めの夜は観光協会長の経営するホテルへ、営業を再開して二ヶ月と聞いて様子を見たくて泊った。キャンプ場はテントに二泊、今回も多くの知り合いができた。
『名乗りあう野営の卓やぬくめ酒』
『夜を寒み野に泊つる身の幾夜かな』
『鎮魂を肝に浄土ヶ浜の秋』
『魚網破(や)れて松ヶ枝に垂(た)る浦の秋』
『逝く秋や追悼の灯の消え易き』
人様には読ませられない駄作だが、下手も続けることの重要さを感じている故のこと。
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